2013年10月12日

IT Pro EXPO 2013に行ってきました

 仕事柄IT関連の展示会は、時間をとって見学に行ってます(情報収集の為に)。
春にあるSODECに比べると超小規模ですが、ちょっと興味があるところがありました。


コードレスでアプリケーション開発


マルチプラットフォームのアプリケーションをどうやってつくるかとか、コンポーネントを配置するだけでWebアプリケーションを作るとかに興味が引かれました。

  • Magic xpa Application Platform
    マルチチャンネル、マルチデバイス対応、エンタープライズアプリケーションのための統合開発/実行プラットフォームとあります。
    もともと、dbMagicを販売していた会社が紆余曲折してできた会社のようです。
    このツールの一式は高額だと思いますが興味あります。
  • OutSystems Platform
    アプリケーション開発画面(ブラウザベース)でコンポーネントを配置することコードレスで、Webアプリケーションをサーバーサイドのプラットフォーム(.NET Framework、Java)に合わせて、自動生成してくれるツールです。
    デモでは、マスタメンテナンス(1テーブル)をマウス操作だけであっという間に作って見せてました。
    無料で使う方法もあるようです。使うコンポーネント(ifとかに)ポイントがあってそのポイントが基準値以下の場合、無料で使用できるようです。

WindowsXPのサポート終了の対応


マイクロソフトは、やはりWindows8.1への切り替えを勧めていました。
 自分が使いたいハードウェアやソフトウェアが新しいOSに対応していない場合のアドバイスはできませんが、そうでない場合はやはり新しいOS(Windows8.1)に切り替えたほうが良いと思います。
 Windows8.1では、デスクトップをデフォルト表示する機能もできています。
スタートメニューがなくなったからダメという話もありますが、無料アプリケーションとしてスタートメニューも公開されているようですし。
「といっている自分も、以前WindowsXPが出た頃は、画面の見た目だけで、Windows2000でいんじゃね?なんて思っていました(見た目が洗練されていない感じがしたんです。ただそれだけ。)」
やはり、セキュリティが強化されているのと前の状態もどるとは思えないというのを考えるとWindows8.1を選択したほうが良いと思います。


クラウド関連

 NIFTY CloudとAmazon Web Service(AWS)が大きく展示していました。

 目からウロコというか自分の調査が超不足していたのですが、AWSの従量課金ですが、何も使わなくてもインスタンスを立ち上げているだけで課金されて青天井になるんではないか?と思っていました。
 ですが、リザーブドインスタンスという前払い契約をすると大幅な割引をしてくれるようです。
例えば、スモール(デフォルト)ですと1年間で$61($0.034/1時間)だそうです。
 オンデマンドインスタンス(完全重量制)だと$(0.060/1時間)だそうです。一時的にサーバーを立ち上げてテストに使うとかはこっちで契約すればよいんだと思います。
まぁ、CPUだけでなく、データ転送量やディスク量などによってもトータルコストは変わってくると思いますので、そこはご自分で判断してください。

 NIFTY Cloudは、あまり見てませんでしたが、小さく初めて大きく育てるという話をしていました。
例えば、最初は、1インスタンス(オンプレミスの1サーバーという意味)でWebサーバーとDBサーバーを備えて、利用が大きくなったら、今使っているインスタンスをコピーして2インスタンスにして、1方をWebサーバ専用、もう一方をDBサーバー専用にすれば簡単にサーバーを増やすことができますよという話をしていました。
 更にその手法を使ってWebサーバをバランスさせたり、DBを…と話をしていました。

NIFTY Cloudにかぎらず、クラウドでサーバを持つメリットだと思います。
必要になったら増やして、不要になったら削除する(サーバーすら残らないからデータの漏洩もない)という素晴らしい使い方だと思います。

ライブラリ関連

 自分は基本的にソフトウェアデベロッパーなのでこれから開発していくであろうアプリケーションで使えそうなライブラリを物色します。
 でも、ライブラリは結構高かったりするんですよね。
で、気になったライブラリをすこし。

 iOS/Android向けのOCR ライブラリです。
 あまり話を聞けなかったのですが、役に立ちそうです。
手書き文字を認識してくれるライブラリに興味があります。(予定とありましたが…)

 翻訳専門の会社のようですが、Google翻訳とかの誤訳をユーザ辞書を使っての翻訳をするソリューションです。
 海外のマニュアルなどを翻訳するのに使ったりしているようです。
やはり、ツイッターなどの口語などは難しいといってまいた(まぁ、辞書ありきですから仕方ないです)
あと面白いのものでメールの翻訳依頼をすると翻訳してくれたり、そのまま相手に送信してくれるサービスもやっているようです。
 1語いくらというのでした。
  • 英語 8円
  • 中国語(簡体字) 5.5円
  • 中国語(繁体字) 5.5円
  • 韓国語 5.5円
  • タイ語 6円
  • ベトナム語 8円
  • ドイツ語 10円

その他感想とか

 毎回、きれいなお姉さんがノベルティを強制的に配って、名刺を持っていくのが鬱陶しかったりします。
 当然、ほしいものもありますが、名刺も持って行かれてしまうのがちょっと…な感じです。
全ての会社でバーコードを読む方式にして欲しいです(利用料がかかるからしないんでしょうけど)

 どこかのブースで「革新を続ける ソフトウェア生産技術」という本を二冊もらってしまいました。
2,500円で発売したての本でいした。
 内容はまだ読んでいないので詳しくは書けないですが、こういうこともあるんですよね。
集団で本とかノベルティをたくさんもらって、オークションに掛ける人たちとかいるんでしょうね?

 こういう展示会を見て、仕事の参考にしたり、知見を広げるのはとっても大切なことだと思います。
どれくらいの会社社員の人が行こうとするかはわかりませんが、ちょっと世の中の流れとか向きを見るのもいいと思います。
 10/23~25には、幕張メッセでJapan IT Week秋というのがあります。
ぜひ出かけてみてください。

戦利品


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