2016年4月21日

システム開発は、どこを目指しながらすすめるか

 一般論としては多分正しくないですが、こうシステム開発というか、プロジェクトを進めないと次回も同じ目にあったり、何も得ることができないと思っています。

まず!

 システム開発で「システムを完成させて稼働させること」を目標にすると、動けばOKのシステムになってしまって、

  • メンテナンス性が悪いとか
  • 遅いとか
  • 動いてるソースと直しているソースが違うとか
  • 残業が殺人的になるとか
  • 自分さえ良ければほかはどうでもよいという人が出てきたりとか
  • 新しい技術を習得して次の時に楽をするとかができない

となってしまいます。

プロジェクトを完成させるとなんで最低限やらないととダメなことなのでそんなところを目標にしても
なんの意味もないです。

人が逃げようが、死のうが、精神的にやられようがそんなことは関係なく、プロジェクトは完成させなければならないのです。

なので、なので、次回楽になるような仕組みを実験しながらプロジェクトを進めると案外楽しかったりします。

だって、その部分は初めてなので上手く行かなくて当たり前なんですよ。でも、上手く行けば次回からいろいろと楽になったりするんですから。
上手く行かなくても、何がまずかったのかを検証すれば次回にはきっと上手く行くんですよ。そして、楽になる。

スキルアップになるとも言います。

だからいつも言うんです。

今やっていることは、次のプロジェクトの為の練習なんだよ。
※練習は本番の為にやるので手抜きは無いという前提ですよ。


さぁ、プロジェクトリーダーやメンバーは、次のプロジェクトの為に頑張って練習しましょう!


お客さんに怒られそう…。


Oracleでエラーが出たから教えてほしいといわれ

 もうちょっと(いや、もっと!)、調べることを覚えたらどう?

 VB.NETのアプリケーションでストアドプロシージャを呼び出したらあるエラーが出ているようです。
なんかすごく奥が深い話でヒントがほしいのかと思ったら、返却されているエラーコードは何を意味するものかすら調べないで答えだけほしかったようです。

 「まずは、エラーコードが何を意味するのから調べてください」と言ったら、Google検索でOracleのエラーコード検索しました。
 まぁ、エラーコードの意味を知るためには、これが一番手っ取り早い探し方だと思うので良いと思います。

 で、検索結果をさーっとみて、適当なリンクをクリックして中をチラ見してました。
「なんかよくわからない」と発しましたよ。

「はぁ…、まずは、エラーコードが何を意味するかを調べてから、解決方法を探ればいいんじゃないですか?」と答えたあげましたよ。

何なんだろ?自分が何を探しているのかわからない状態で答えだけを求めようとする姿勢にちょっと腹がたちました(自分の中で)。

 エラーコード見たら、「更新できないビューを更新しようとしている」というものででしたので、ストアドプロシージャを見てみたらどうですか?とこれで終わりです。
 ストアドプロシージャを見てみたら、サマっているビューを更新していたそうです(Oracleの環境を作るのをミスっていただけ)


 もう、超ベテランなんだから答えだけ聞きたがるんじゃなくてもうちょっと、何が問題かを考える力を付けてほしいものですよっ。
 超若手だったらどういう手順で調べていくのかはちゃんと教えますけどね。


まずは、エラーコードの意味を把握してから調べましょうね。